スキーは、生涯楽しめるスポーツだ2016年01月11日 09:25

東北自動車道で250キロ、高村光太郎の智恵子抄で知られる福島県二本松市安達太良山「あだたら高原スキー場」にいる。家族揃って正月休みでスキーだ。
疲れた心身を癒し、岳温泉郷の定宿で一日3回、積もった雪を眺めつつ露天風呂三昧だ。(昔は雪見酒だったが、……断酒して既に12年経つ……)


新年1月1、2日は年末の吹雪も止み、安達太良山山頂から白い雪雲の中に青空が広がり、眼下の白い田畑や町並みがクッキリ見える。
風も弱まり、安達太良山は全面滑走可能だ。まずは、ラッセル車で整地された慣れたポールコースに向かい足慣らしだ。新雪は心地好い。両手で掴むとキュッ、キュッと音がする。

高速ゴンドラで山頂に上がり、1.8キロのダウンヒルコースを一気に滑走した。3シーズンぶりのゲレンデだか、身体は乾いた雪質と方向を覚えていた。
スピードに乗ったスキーは鋭く雪を切ってゆく。
頬に当たる粉雪が異次元の感覚を甦らせ、スポーツの喜びを教えてくれる。

アンドロメダコースを3分の2を下った不整地急斜面のバーンで、調子に乗って大きなコブに突っ込み、跳ね飛ばされた。

全身雪まみれの姿を見て競技スキーサークル出身の息子夫婦は笑った。しかし、年寄りの冷や水とは言わない。スキーは重心・バランスのスポーツだ。エッジを立てるカービングスキーのコツを教えてくれた。


正月休みでファミリーゲレンデは子供が多い。爺爺・婆婆はストーブで荷物番だが、青年時代のスキーを懐かしがっている。
昔話だけでなく、昔取ったきねづかでスキー場に出たら良い。現在スキー道具はカービングスキーだ。スキー板は短く・エッジのカーブに乗れば、体重移動で簡単に回転でき、シニア世代にとっても安全なスポーツなっている。

合気道の楽しさ2014年11月25日 14:07

【最後の特稽】

団塊の世代なので、満66歳となったこともあり、故田村巌師範を偲んで合気道の「最後の特稽」について語りたい。
私は毎月1回金曜日に、梶が谷鐵心館道場で大学後輩に受けを取っていただき、田村先生から合気道の特稽を続けてきた。
田村先生は、いつまでも上手にならない不詳の弟子に対して、冗談を言い笑わせながら、何故天地の気が理解できないのか、気は生きている限り自然にでているのだ、人間の小さな「自力」ではなく、天地から与えられた「他力」を使いなさい、と念の使い方を合気道の基本技から具体的に指導して頂いた。
その特稽も2002年(平成14年)年末には、身体が動かなくなり椅子から道場で気の事についてお話を伺う状態だった。

 2003年(平成15年)3月29日(土曜日)に成田を発ち、4月3日(木)帰国予定で、香港・深川・広州に一週間出張だった。
 海外出張の前日である「3月28日(金曜日)」がちょうど特稽の日だった。1月・2月と田村先生の様態は日に日に衰え、当時は歩行できずに椅子に座ったままで、気のことを伝えようとする話も声がとぎれ、とぎれだった。
 しかも、私も出張直前で忙しかった。
 その後SARSという病気だとわかったが、当時香港には、正体不明の肺炎が流行して、死者が広がっている状況で、電話して、お目にかかるだけでもと、田村先生から気払いを受けて海外出張に行きたいとの気持ちで梶が谷鐵心館道場に向かった。
 二階で、蜂蜜入りの紅茶を飲みながら、田村先生は私の求めに応じて、一時間ほど話をして気払いをしていただいた。田村先生は両手を組むのもやっとで、かつ声を出さずに念を込めて、九の字を切って頂き、私が危険な香港に行く道を開いて頂いた。
 気払いは大きな声を出す必要はない。念ずればよいのだと教えて頂いた。

 香港に到着すると、皆マスクをして、町中が不安な病魔と闘っている様子だった。飛行場の入管官吏はマスク姿で、近づく乗客を手で追いやる態度で、レストランもウエイトレスはマスク姿だった。しかし我々を迎えた中国人弁護士はマスクをしないで。あえて中国朋友だと我々を東京からの客だともてなした。
 他方、次に向かった中国領土の深川・広州では入管官吏は、香港とは逆に私のマスクを取ってよく顔を見せろとの言い分だ。
 まさに、中国大陸と一国二制度の香港とのリスクに対する危機管理情報の断絶を実感した。

 田村先生は、私に気払いをして、私が日本に帰国した4月4日(金曜)午後3時半に亡くなられた。
訃報を聞き、当日夕刻午後7時から合気道部有志の大学OBと会い、赤坂で田村先生を偲んで献杯を重ねた。

 私は、護身術とは、単に合気道の技の護身だけでなく、人生において己の使命を全うするまで天地が生かす術だと理解している。
 田村先生は梶が谷鐵心館道場で多数の優れた師範を育ててきた。よくこの世に未練を残して亡くなられる方もいるが、私の理解するところ田村先生は、己の使命を知り、燃焼しきって65歳の天寿を全うしたと言える。

北茨城大湊・御船祭2014年11月02日 11:23

八丈島2014年10月20日 17:13

スポーツ体罰2014年10月20日 17:00

2014.01.26 人権シンポジウム in 長崎